昨年も最新映画が公開された、1986年スタートの人気シリーズ『あぶない刑事』(日本テレビ系)でのタカのイメージよろしく、現在70代半ばにしてハーレーの似合う男、舘ひろし。ダンディズムの権化のような舘さんだが、ドラマ『パパとムスメの7日間』(TBS系)や高い評価を受けた映画『終わった人』など、幅の広い演技でも知られている。また近年は石原プロの精神を引き継ぐ舘プロを設立。そんな舘さんのTHE CHANGEに迫る。【第3回/全3回】
新作主演映画『港のひかり』が公開される舘さん。本作は全国公開に先立つ10月18日に、主な撮影地である石川県・輪島市でプレミア上映が行われ、舘さんは、共演の眞栄田郷敦さん、尾上眞秀さんと被災地復興イベント「能登・福幸(ふっこう)フェス」にサプライズで登場。話題を集めた。
これまでにも石原プロ、舘プロと引き継がれている“炊き出し”や、『あぶない刑事』でのイベントなど、舘さんがファンをとても大切にし続けていることは、その行動から伝わってくる。
――舘さんはふだんからとてもスマートに、かつ手厚くファンの方に接しています。知人が以前、舘さんに「ずっと大ファン」だと伝えたところ、「おいで」と言って一緒に写真を撮ってくれたと。宝物にしているそうです。そうしたファンサービスは自然なふるまいなのでしょうか。
「僕にとっては何万人かいらっしゃるファンのうちのひとりだとしても、彼や彼女にとっては、僕はひとり、100%ですから」