今年で結成50周年を迎えるレジェンドバンドTHE ALFEE。楽曲の作詞・作曲を手掛け、バンドのリーダーを務めるのが高見沢俊彦(69)だ。
 現在はコンサートツアーで全国を回りながら、小説家としても執筆を行う。
 長年、第一線で活躍する高見沢の「THE CHANGE」、人生のターニングポイントとは何だったのか。変化を経て進化し続ける現在とは――。

撮影/三浦龍司

 THE ALFEEで活躍する傍ら、2017年からは作家・髙見澤俊彦として執筆活動を開始。今年4月には3作目となる小説『特撮家族』(文藝春秋)を出版するなど、音楽以外にも活動の幅を広げている。キャリアを重ねる中で、変わったもの、変わらないものとは――。

「変わらないものは、ギターが好きだということ。いつの間にか570本を超えました。“もういらないだろう”と自分でも思うんですけどね(笑)。また違うギターを勧められると、“いいかなあ”って……。最近はアコースティックにも、ちょっとハマってきたんです」

 ギターの魅力。それは「音」そのものだという。

「このギターはどんな音がするんだろう……と。それを自分で確認したいという欲望ですね。メーカーによって音も違いますし。レコーディングでも使いますから、趣味と実益を兼ねていますね。

 それに、ギターの形ってなんかいいじゃないですか。ギターへの愛は変わりませんね」