現役時代から現在の野球解説者まで、常に前向きかつ快活な発言で周囲を楽しませてきた“絶好調男”中畑清さん。ときに冗談を交えつつの語り口が人気だが、一方でプレーの細かな機微までしっかり言及する、野球の目利きでもある。今回は敬愛する長嶋茂雄さんから、MLBの頂点にのぼりつめた大谷翔平選手、自身のCHANGE、そして愛する野球の未来まで、たっぷりと語ってもらった!【第5回/全10回】
──来シーズンの巨人はどうでしょう?
「まずは阪神と対等に戦えるだけのチームを作れるのかどうかっていうのが、一番の不安材料でしょう。今の状況だと25年の二の舞いになるのは見えているから、まずはピッチャーの補強だね。補強をしながら、戸郷翔征と井上温大という二枚看板を復活させることができるかどうか。特に戸郷の完全復活は、26年のジャイアンツの鍵になるね」
──ただでさえ貧打の中、岡本和真選手がメジャー挑戦するので、打撃が課題と思われがちですが、投手とは。野手のほうはどうでしょう?
「吉川尚輝と泉口友汰、それと岸田行倫がちゃんと1年間仕事して、一本立ちできるかどうかだね。岡本がいなくなるから、その穴も埋めなきゃならない。ルーキーの石塚裕惺を使ってみたり、未知数だけど、そういうギャンブルができるかどうかだね。“どうせダメでも”っていうぐらいの開き直りで、覚悟を持って使い続けないと選手は育たないから。26年は戦力を作るシーズンぐらいに考えてもいいんじゃないかな?」