成宮寛貴 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/INOMATA(&’s management) スタイリスト/杉長知美

 俳優・成宮寛貴が、12年ぶりに劇場に帰ってくる。2026年1月から始まる三島由紀夫作の戯曲『サド侯爵夫人』で主演する彼は、なぜこのタイミングで、そして、なぜこの作品で再び舞台に立つことを決意したのか。成宮の、表現に燃やす執念と人生のTHE CHANGEを聞いた。【第3回/全4回】 

 25年前、成宮の俳優デビューも宮本亞門さんが演出する舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』だった。演技は未経験、18歳の青年だった彼に、オーディションへの応募を決意させた“とりあえずやってみよう”のマインドが、その後の人生をつくった。

──中学卒業後、アルバイトも多く経験していたそうですね。

「俳優という仕事も、実際どのような仕事なのかは何も知りませんでしたが、当時の僕には、“思いを乗せてできそうな仕事”に見えました」