宮本亞門なしでは語れない俳優人生「その瞬間が人生のターニングポイントになりました」

──“思いを乗せて”というのは?

「そのころ、漠然と抱えていたこれからの人生への不安も、俳優であれば役に昇華できるのかなと思い、オーディションを受けました」

──それが、17歳での俳優デビューになりましたね。

「オーディションは、約3000人受けていたとあとから聞きました。亞門さんに見出していただいて、その瞬間が人生のターニングポイントになりました。とりあえず“受けてみよう”で挑戦してみたら、不思議と運命的な出会いが訪れました」

その「運命的な出会い」は、来るべきタイミングで訪れていた。そんな出会いを引き寄せる秘訣(ひけつ)も、語ってくれた。

つづく

■成宮寛貴(なりみや・ひろき)
1982年9月14日生まれ、東京都出身。2000年、宮本亞門演出の舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』で俳優デビュー。以降、2002年にドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)の野田猛役として話題になり、2004年『下弦の月 ラスト・クォーター』で映画初主演を務めた。テレビ朝日系『相棒』シリーズでは3代目相棒・甲斐亨として2012年のシーズン11からシーズン13まで出演。2025年にABEMAドラマ『死ぬほど愛して』主演・神城真人役で8年ぶりに俳優活動を再開した。

ヘアメイク:INOMATA(&’s management) 
スタイリスト:杉長知美
衣装クレジット:ジャケット¥62,700、シャツ¥25,300、パンツ¥30,800、ブーツ¥63,800/LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU 03-3470-6760)
リング¥83,600〜/MARIHA(MARIHA 03-6459-2572)
※税込価格です

■作品情報
【公演名】『サド侯爵夫人』
【作】三島由紀夫
【演出】宮本亞門
【出演】成宮寛貴 東出昌大 三浦涼介 大鶴佐助 首藤康之 加藤雅也
【東京公演】 2026年1月8日(木)~2月1日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
【大阪公演】2026年2月5日(木)~8日(日) 森ノ宮ピロティホール
【愛知公演】2026年2月13日(金)・14日(土) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【福岡公演】2026年2月17日(火)・18日(水) 福岡市民ホール 中ホール
【公式サイト】https://tspnet.co.jp/sade/