グラビアに対するプロ意識が芽生えた瞬間「表紙を飾れるまでになったんだ」
――それは驚きますね!
「そんなこと初めてで、本当にただただビックリです。ジワジワとめちゃくちゃうれしくなって、素直に“いままで頑張ってきて本当によかった”と思いました」
そうした初々しく喜んでいた当時を経て、グラビアアイドルとしての仕事観が変化した出来事があったという。
「『ヤングマガジン』(講談社)で初登場・初ソロ表紙を飾ったタイミングです。そのときが、グラビアに対するプロ意識のようなものが芽生えた瞬間でした。まず、表紙だって知らなかったんです。沖縄での撮影で、メイクが終わってメイクさんとロケバスの中で待機していたら、“いやあ、すごいねえ。初登場でソロ表紙だなんて”と言ってきて。“え、どういうことですか?”と聞くと、たぶんメイクさん、マネージャーさんが私にサプライズしていると思ったんでしょうね。“言っちゃってごめんなさい!”となって。あとでマネージャーさんに聞くと、“ああごめん、言い忘れてた”って、シンプルに伝達ミスでした(笑)」
そのとき、「表紙を飾れるまでになったんだ」と実感するとともに、自信がつき始めたという。紆余曲折を経て前向きに活動できたのは、本郷さんのそれまでの“努力の結晶”にほかならない。
(つづく)
本郷柚巴(ほんごう・ゆずは)
2003年1月12日生まれ、大阪府出身。2015年、第2回AKB48グループドラフト会議を経てNMB48に加入。2022年、26thシングル『恋と愛のその間には』で、シングル表題曲で初めて選抜メンバーに選出。同年6月に1st写真集『美しい果実』(講談社)を発売し、グラビアアイドルとしても大ブレイク。2023年4月にグループ卒業を発表し、同年6月12日に卒業公演を開催した。同年5月には2nd写真集『どこを見ればいい?』(同)を、2025年12月10日には3rd写真集『いつのまに、』(同)を発売した。
本郷柚巴 3rd写真集『いつのまに、』(講談社)
2025年12月10日発売(電子版:12月9日発売)
撮影:菊地泰久
定価:3300円(税込)

