大きいスクリーンで観たら、ちょっと恥ずかしくなるんじゃないか
――実際の撮影は、いかがでしたか。
「(ラブシーンは)アクションだなって思いましたね(笑)。今回、お相手が綾野さんで、本当に運が良かったなって思います」
――具体的には?
「カメラで隠しきれない所は役者が隠すんですけど、綾野さんは、それが本当にプロなんです。だから余計なことを気にせずに、お芝居に集中できました。頼りがいがあって、おんぶに抱っこの状態でした(笑)」
――完成した本編を観ての感想は?
「カメラの前で脱ぐことに抵抗はなかったとはいえ、大きいスクリーンで観たら、ちょっと恥ずかしくなるんじゃないかと思っていたんですけど、全然そんなふうには思わなかったですね。カメラマンさんの作る映像だったり、全編がモノクロなんですけど、その色の効果だったりで、ものすごくきれいに撮られていて。とても嬉しかったです」
©「星と月は天の穴」製作委員会――ところで、劇中では「恋愛とは美しき誤解なり」という紀子のセリフもありましたが、咲耶さんの恋愛観や、好きな人のタイプは?
「難しいですね〜。私の場合、全部が直感で動いているんです。一目惚れしないって人がいると思いますけど、私はすべて一目惚れからスタートすることが多いですね。ほんと、人によると思っているので、年齢も気にしないです。それこそ、作中の矢添さんと紀子みたいに20歳以上離れていても全然アリですね」
――親子ほどの年の差でもアリなんですね。
「ありえると思います。だから、もし私の父が私と同じくらいの年の女性と付き合っていたとしても、“やるやん!”って思っちゃいますね(笑)」