両親を見ていると、結婚って何だろうって思っちゃって
――矢添と紀子の2人が一緒に出かけるシーンもありましたが、理想のデートってありますか?
「私、引きこもりがちなタイプなんですよ(笑)。だから一緒に、おうちで落ち着ける人が一番だと思うんですけど、逆に外出を苦じゃなく思わせてくれるというか、自然に外へ連れ出してくれる相手だったら、そのほうがいいのかなとも思いますね」
――お休みの日は、家では何をしていますか?
「音楽を聴いたり、映画を見たりが多いですね。それと、ず〜っと天井を見ていることもあります(笑)」
――天井を見て何を!?
「私、人見知りで。素の状態だとコミュニケーションを取るのが苦手なので、一人で誰かと話す練習をしたりとか(笑)。あとは、家で一人でお酒も飲みます!」
――どんな種類のお酒が好きですか?
「最近はウイスキーのハイボールも飲みますけど、醸造酒のほうが好きですね。ワインを一人で一本、空けちゃうこともあります。あとは日本酒も好き。いろんな銘柄のお酒を飲みましたけど、一周回ってやっぱり『八海山』が好きですね」
咲耶 撮影/河村正和――なかなかの通ですね。今回の映画では「結婚」についても描かれていますが、自身の結婚観は?
「う〜ん、両親を見ていると、結婚って何だろうって思っちゃって(笑)」
――たしか、吹越さんと広田さんは結婚と離婚を2回繰り返していましたね。
「そう。だから、なるようになるんじゃないかなって思うんです」
――紀子のセリフで「好きでもないのに結婚するなんて、馬鹿みたい」っていうのがありましたね。
「それは、そう思いますよね。結婚のカタチって、いろいろあって縛られるものでもないですけど、だからといって、好きじゃない人とはしたくはないですね」
――では最後に、締めとして、来年の抱負を聞かせてください。
「昨年、今年と、とても面白い役柄に恵まれたので、来年もまた面白い役や、楽しい作品に恵まれたらいいなって思ってます。それと、ちゃんと外出できるようになりたいですね(笑)」
咲耶(さくや)
2000年、東京都生まれ。広田レオナ監督の映画『お江戸のキャンディー2 ロワゾー・ドゥ・パラディ(天国の鳥)篇』(17年)で俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ『君が死ぬまであと100日』(日本テレビ系)、『笑うマトリョーシカ』(TBS系)、映画『「桐島です」』など。26年2月に出演作『金子文子 何が私をこうさせたか』が公開予定。26年1月31日放送のドラマ『旅人検視官 道場修作 長野県車山高原殺人事件』(BS日テレ)の出演も控える。
●作品情報
「星と月は天の穴」
監督:荒井晴彦
原作:吉行淳之介
脚本:荒井晴彦
出演:綾野剛、咲耶、田中麗奈
公開中
公式サイト: https://happinet-phantom.com/hoshitsuki_film/