２７年にわたって愛され続けるスピッツの名曲「楓」を原案に、行定勲監督が珠玉のラブストーリー映画『楓』を完成させた。その映画で、大切な人を失う運命と向き合う主人公を演じた福士蒼汰さんに、双葉社 ＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥではインタビューを敢行。本作の撮影や作品への思い、さらには、俳優デビュー以来、歩んできた道のり、そして、その道中で生まれた「ＣＨＡＮＧＥ」の瞬間について、話を聞いた。【第２回／全５回】
映画『楓』で、福士さんの相手役・亜子を演じたのは、福原遥さん。２人だけのシーンも多かったが、密にコミュニケーションを取ることができたという。
「福原さんは事務所の後輩ということもあって、コミュニケーションが取りやすかったです。『このシーンどう思ってる？』みたいなことも話し合えましたし、お互いの疑問点なども共有できました。『このシーンやってみよう』と電話で読み合わせをしたりもしましたね」
撮影前に電話で連絡を取り、読み合わせをするというのは、これまでの撮影でもあったことなのだろうか。
「なかなかできないです。同じ事務所だからこそマネージャーさんを介して、福原さんが“このシーンについて悩んでいるみたいですよ”って聞けたりしたので、話してみようかなと思って。現場で確認することも、もちろんとても大事ですが、その前に俳優同士で不安点を取り除くことができたのは、とても建設的な時間だったと思います」
