アイドルからアーティストへ、いつどの役割においても、世の中を魅了してきた鈴木愛理。彼女が初の単独主演映画『ただいまって言える場所』で演じるのは、オタクで“子ども部屋おばさん”の中学教師・朝井えりこ。キラキラなだけでない、葛藤する大人の芝居にも本気で臨んだ鈴木が、これまでに経験してきたTHE CHANGEとは──。【第2回/全5回】

鈴木愛理 撮影/杉山慶伍

 鈴木の単独初主演映画『ただいまって言える場所』は、学校での不登校を切り口に、親子の情などを丹念に描いた1作。8歳から芸能活動をしていたゆえ、彼女は学校にちょっと特別な思い出があった。

「小学校2年生からこの世界にいるので、どちらかといえば、学校よりも仕事に行きたくないと思うことはありました。あのころ、学校の授業で『エゴグラム』(性格診断法のひとつ)をやってみたことがあって。
 いまでいえばMBTI診断のようなものですが、“順応する心(AC)”の数値がいちばん高くて、先生に呼び出されました(笑)。もっと詳しくいうと“我慢しすぎな完璧主義者”という診断結果が出ていて、“私、ガッチガチやん!”となったのを覚えています」