「早く“大人”にならざるを得ない環境ではありました」周囲の友達よりも、一足早く社会に身を置くなかで
──気づかないうちに我慢していたのかもしれませんが、学校ではどんな生活を送っていたか覚えていますか。
「お仕事の現場よりも学校のほうが楽しかったかな、とは思います。ただ、お仕事があるので、当然、放課後、学校にいる時間が少なくなります。すると、友達のグループの顔ぶれが知らないうちに変わっていて、昨日まで一緒にいた子とお昼を食べることがぱったりなくなったり、なんてことはありました。さほど気にしなくてスルーするスキルの方が身についちゃったんですが、学校のみんなより早く“大人”にならざるを得ない環境ではありました(笑)」
──今作の映画では、鈴木さん演じる教師の朝井 えりこが、責任感から自分を追い詰めてしまったり、不登校の生徒・月岡千花(川口真奈)も両親に本音を言えないという描写があります。鈴木さんにもそんな経験はあったのでしょうか。
「いまでこそよくしゃべる私ですが、グループにいたころは、けっこう閉じこもり系でした。もちろんメンバーとちゃんと話せてはいましたが、思春期の女の子同士というのもあって、なかなかさらけ出せなかったんです。心の奥底にある弱音とか本心は、母にしか話せなかったですね。アイドル時代がつらかったわけではないですが、SOSって人にどう伝えたらいいんだろう? って。自分の心の調子がいいのか悪いのかもわからない年ごろでしたよね」