「“女神が来た!”って思います(笑)」
そうした思いで向き合ってきた撮影期間の中で、ふたりの距離感にも、少しずつ変化が生まれていった。撮影が始まったばかりのころは、天野くんから「やっほー!」と、どこか距離を感じる呼びかけをされていたという。
「緊張していたのかなと思います(笑)。遠くから『やっほー』って聞こえるなと思ったら、私のことだったりして。でも最近は『みーちゃん』って呼んでくれるようになりました」
しっかりと役を演じる一方で、やはり5歳ならではの一面もある。
「撮影でオムライスにケチャップをかけるシーンがあったんです。テストでは控えめにって言われていたんですけど、きっと、かけたくてしょうがなかったんでしょうね。必死にフタを開けようとしていて。それがすごくかわいくて。衣装にいっぱいつけちゃって、気づいたら鼻の頭にもついていて。どうしたら鼻につくんだろうって(笑)」
未来の成長を軸に描かれる本作では、未来の夫であり、颯太の父親となる“まーくん”探しも、もうひとつの物語の核として進んでいく。“まーくん”候補として複数のキャラクターが登場し、塩野瑛久さん、小瀧望さん、兵頭功海さんといった魅力的な俳優陣が、それぞれを担っている。取材時点ではまだ撮影は始まったばかりだが、現場にはすでに和やかな空気が流れているようだ。
「私と優くんが遊んでいると、塩野さんも加わってくれて、3人で過ごすことが多いんです。3人で手をつなぐこともあるほど懐いてくれています」
和気あいあいとした雰囲気で進んでいるという撮影のなかでも、志田さんが特に「癒しの存在」だと語るのが、未来の親友・今井沙織を演じている西野七瀬さんだ。
「にぎやかな現場が続く現場の中で、西野さんとのシーンになると“女神が来た!”って思います(笑)。おっとりされていて、すごく落ち着きのある方なので、その雰囲気に助けられていて。作中での未来と沙織の関係性もとても素敵なので、ぜひ注目してほしいです」
――現場の和やかな空気やキャスト同士の自然なやり取りをうかがって、この作品もきっと温かく魅力的な作品になるだろうと感じました。そんな本作の見どころをあげるとしたら、どのあたりでしょうか。
「颯太と出会うことで、中途半端だった未来の人生が少しずつ変わっていく。その過程を見ていただけたら嬉しいです。そして、“まーくん”が誰なのか”という点が、この作品ならではの見どころだと思います。今までにないラブストーリーになっていると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです」
志田未来 撮影/冨田望
志田未来(しだ・みらい)
1993年5月10日、神奈川生まれ。AB型。子役時代から数多くのドラマ・映画に出演。2005年に出演したドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で一躍、注目を浴びる。2006年放送のドラマ『14才の母』(日本テレビ系)では主演を務め、大きな注目を集める。その後も映像作品を中心に、幅広い役柄で継続的に活躍。ドラマ『14歳の母~愛するために 生まれてきた〜』での演技で、第15回橋田賞新人賞を史上最年少で受賞。映画では2009年公開の初主演作『誰も守ってくれない』で、第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、俳優としての道を確固たるものにした。昨年は『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(フジテレビ系)、『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(日本テレビ系)などのドラマに出演。公開待機作に『ほどなく、お別れです』(2026年2月公開予定)がある。
【作品情報】
火曜ドラマ『未来のムスコ』
毎週火曜日 よる10時よりTBS系にて放送中
▪︎出演:志田未来 塩野瑛久 小瀧 望 兵頭功海 天野 優 吉村界人 箭内夢菜 萩原 護 ビビる大木 藤原さくら 板倉武志 難波なう 西野七瀬 マキタスポーツ 神野三鈴
▪︎原作:阿相クミコ(『マルモのおきて』)、黒麦はぢめ
「未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!」(集英社「ヤンジャン+」連載)
▪︎脚本:ニシオカ・ト・ニール、いとう菜のは
▪︎音楽:森 優太
▪︎主題歌:秦 基博「ポケットに魔法を入れて」
▪︎演出:井村太一 古林淳太郎 泉 正英
▪︎公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mirainomusuko_tbs/
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