『女王の教室』で民放連続ドラマ初のレギュラー出演「連ドラって、すごく楽しいなと思えたんです」

 そんな志田さんが注目を集めるきっかけとなったのは、12歳のときに出演したドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)だろう。天海祐希さん演じる“悪魔”のような鬼教師・阿久津真矢と、彼女が担任を務めるクラスの24人の生徒たちとの1年間の交流を描いた作品で、志田さんは生徒たちの中心的存在である神田和美を演じていた。
 本作は、志田さんにとって民放連続ドラマ初のレギュラー出演作でもあり、大きな転機となった作品だという。

「それまでの私は、みんなで作品を作る大変さが分かっていなかったんです。でも、『女王の教室』に出演させていただいたことで、毎日スタッフさんや共演者の方々と顔を合わせて、一致団結して作品作りをする楽しさを改めて知ることができた。それまで感じたことのなかった喜びや達成感を味わったり、新しい自分を知ることもできて、連ドラって、すごく楽しいなと思えたんです。このドラマに出演できたことが、いまの自分につながる“チェンジ”だったのかなと思いますね」

 翌年には『14歳の母~愛するために 生まれてきた〜』(日本テレビ系)で連ドラ初主演。本作の演技によって志田さんは、第16回TVLIFE年間ドラマ大賞新人賞と主演女優賞、第15回橋田賞新人賞などを受賞し、13歳にして本格派女優としての地位を確立した。俳優としてのキャリアを着実に重ねてきた志田さんがこのたび挑む役が、火曜ドラマ『未来のムスコ』の主人公、アラサーという年齢で、まさに崖っぷち、人生の岐路に立っている汐川未来だ。

「未来は母と“30歳までに役者として芽が出なかったら実家に戻る”という約束をしていて、本当に崖っぷちにいるんです。皆さん、それぞれに人生のターニングポイントがあって、自分の人生に向き合うタイミングが来ると思うのですが、未来にとっては、それが未来から颯太がやってきた28歳なんだろうなと」

志田未来 撮影/冨田望