“俳優・友近”として転機になった作品「少し大げさな世界観の…」
現在では地上波では見ることのなくなった“2時間サスペンス”。ただBSを中心に過去の名作は連日再放送されている。
「“2時間サスペンス”には独特の展開とか、おなじみのくだりとかがあって、こういうのを理解する世代はどうしても高年齢の方かなと思うので、若い方はあまり触れてきてないと思うんですが、こういうのがあるんだというのはわかって欲しい……まぁ、それの1作目にしては、みんな戸惑いそうですが(笑)。でも、これをきっかけに王道の“2時間サスペンス”のほうも見ていただけたら、若い方が見ても面白いんじゃないかなと思います」
俳優・友近としての転機となった人物や作品はありますか?とうかがうと、やはりそこにも“2時間サスペンス”が登場する。
「なんといっても名取(裕子)さんの『吉原炎上』ですね。本当に私にとって大きかった。あとは、『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)の「美女シリーズ」(『江戸川乱歩の美女シリーズ』として1977年から1994年まで放送)が大好きで、ああいうシリアスで、少し大げさな世界観の作品を観て、当時の女優さんのしゃべり方もそうですし、表情、仕草、そういうものをいろいろ見てきました」
ここで、「あくまでも個人的な感想」と付け加えつつ、“「友近サスペンス劇場」は、『小京都ミステリー』(日本テレビ系)の味わいがあり、そこには片平なぎささん的なニュアンスを感じましたし、どこか表情や雰囲気に『監察医・室生亜季子』(同系)の浜木綿子さんの雰囲気があったり、そういういろいろな方の要素が友近さんの中に息づいているのかな、と思ったのですが……”と友近さんに投げかけると、率直な思いを返してくださった。
つづく
友近(ともちか)
愛媛県出身。NSC卒業後は NHK新⼈演芸⼤賞で⼤賞、ABC お笑い新⼈グランプリで優秀新⼈賞を受賞するなど、お笑い芸人として活動する一方、女優として舞台、テレビドラマ、映画などに多数出演。2019年、『嘘八百』(18)で第28回日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。また、友近サスペンス劇場をYouTube で公開し、第15回ロケーションジャパン⼤賞 審査員特別賞受賞。歌手「水谷千重子」や中高年プロアルバイター「西尾一男」としても活躍中。2025年8月〜10月には明治座・博多座・新歌舞伎座で4度目の水谷千重子50周年座長公演を開催。
■作品情報
『2時間サスペンス THE MOVIEシリーズ』第一弾『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』
出演:名取裕子 友近 / 風間トオル 加藤諒 / 国広富之 / 中山忍 東ちづる 水野真紀 ほか
監督:白川士
脚本:渡辺典子
企画統括:菅井敦
配給:イオンエンターテイメント、ホリプロ
公開日:2026年2月6日
https://2h-movie.com/aoikeharuka/

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