確かな演技力でこれまで様々な役を演じ、ドラマに映画、舞台と多方面で活躍している俳優・中村倫也さん。
作品ごとに異なる顔を覗かせ、見るものを魅了する一方、取材で会う中村さんはナチュラルな雰囲気をまとい、場を和ませる柔らかい人柄もあって、周囲に何も圧をかけない。 そんな中村さんにとって「THE CHANGE」になったことを聞いてみた。【第1回/全2回】
かつて問題を起こして業界を追放された“元”天才音楽プロデューサーの吾妻潤(演/中村倫也)と、とある韓国の弱小芸能事務所に所属する落ちこぼれ練習生7人によるボーイズグループ「NAZE」が、世代や国籍を越え共に夢を目指すドラマ「DREAM STAGE」が1月16日から始まる。今作で、主演を務めるのは、俳優の中村倫也さん。取材日が仕事始めだったそうだが、媒体のシンボルである砂時計を渡すと「変身!」や「この持ち方だとスケバン刑事みたいじゃない?」と言って次々とポーズを決めながら遊んでくれた。そんな中村さんに、これまで受けたオーディションを振り返って、今思うことなどを伺った。
――今作で演じている吾妻潤の印象を教えてください。
「分かりづらい男のようで、分かりやすい部分もあって、全てを掌握する有能さもありながら、実はいじられキャラでもある。そんなギャップが魅力的な人間だと思います」
――本作は、「NAZE(ネイズ)」の成長物語であると同時に、夢を追うことを諦めた吾妻の物語でもありますが、吾妻に共感するところはありますか?
「1話の吾妻のセリフに、K-POP界で挑戦するNAZEたちへの覚悟を問うような言葉があるのですが、きっと彼自身、自分への戒めも込めて抱え続けている感覚なのだと思います。そこは他人事ではなく、自分も共感できるところでした」
――劇中に登場する7人組ボーイズグループ「NAZE」を演じるのは、韓国出身のユンギ、アト、キムゴン、ドヒョク、タイ出身のターン、そして日本出身のカイセイとユウヤ。皆さんオーディションで選ばれたそうですが、中村さんも過去には多くのオーディションを受け、苦い思いもされてきたかと思います。当時を振り返って、どんな思い出がありますか。
「そもそも僕は養成所あがりですし、デビュー前からたくさんオーディションを受けては落ちてきましたが、審査される側もする側もいろいろな人がいたなと思いますね。
オーディションを受けてもなかなか決まらなかったり、オーディションはしたけど作品自体がお蔵入りになったこともありました」