「そこにしがみついていてもしょうがない」活動休止に驚きながらも見いだした“希望”
「切磋琢磨してバンドとして成長していたときだったので、活動休止は正直驚いたし、当初は恨むような気持ちもありました。けど、いつまでも文句を言っていてもしょうがないって頭を切り替えました。結局、時間は止まらないわけだから、なんとかしなきゃなっていう気持ちだけだったというか。そこにしがみついていてもしょうがないということですよね」
そう淡々と語ってくれた前田さん。そしてそこから前田さんが一縷(いちる)の希望を見いだしたのは舞台だった。
「まだまだ人生、先が長いんだし、ほかのことを考えてやっていったほうが自分のためになるんじゃないかと考えるようにしました。ちょうど休止する少し前に、舞台『HAPPY MAN さよなら龍馬』(1992年)を経験したのですが、それがすごく楽しくて。
自分ではない誰かになれる面白さとか、チームでひとつのものをつくり上げていくのっていいなと思い始めていたんです。いいタイミングだったというか、僕のもうひとつの“THE CHANGE”だったかもしれませんね」