インパクトのある名前の一方で、知性とユーモアをあわせ持ち、経済についての解説に定評がある「ニューレディ」でコラムニストの肉乃小路ニクヨさん。慶応大学卒、元外資系金融機関勤務という異色の経歴も際立つニクヨさんの“THE CHANGE”とは?【第2回/全5回】

肉乃小路ニクヨ 撮影/松島豊

 来たる3月21日、女装30周年のプレミアムランチ&ディナーショーを開催するニクヨさん。慶応大学在学中に女装を始め、自身を「ニューレディ」との肩書きで紹介するニクヨさんだが、「女装って、別にそんなにすごくやりたいことでもなかったんですよ」と打ち明ける。

「お母さんの目を盗んで化粧台で勝手に化粧をするとか、勝手に洋服を着るとか、そういうことは一切したことがないんですよ」

 女装は幼少期からの憧れ──ではなく、ニクヨさんが女装を始めた動機は、ごくロジカルだった。

「大学のとき、ゲイコミュニティにアクセスしたときに、“この中で、自分から話しかけられなくても、相手から話しかけられる存在になるにはどうしたらいいんだろう”ということを考えて、女装が一番手っ取り早いんじゃないか、と思って。だから私は、手段として女装を始めたタイプなんですよ」