生活にゆとりがなく、投資をする余裕のない人の備え「一生懸命働いて、自分の労働付加価値を上げる」
政府が「貯蓄から投資へ」を掲げて数年、新NISAなどで国民の投資熱は高まり、投資が当たり前とされている現代。一方、2025年の内閣府調査では「経済的なゆとりと見通しが持てない」と回答した人の割合が62.9%と、過去最多だった2024年の63.2%から依然横ばいだ。
インフレ時代で投資の必要性が高まる中、生活にゆとりがなく、投資する余裕のない人はどう備えたらよいのだろうか。ニクヨさんは「一生懸命働いて、自分の労働付加価値を上げるのが一番の近道」と率直に話す。
「投資って余裕資金でやるものだし、長期で見ないといけない性質だから、投資に回す余裕がないなら、自分の労働付加価値を上げるのが先決でしょう。
いまの日本は、物価高などで実質賃金が下回っていますが、労働力不足という現状があります。そうすると、労働の付加価値というのが、いまだかつてなく大きな時代になってくるんです。リスキリング(新しいスキルを習得すること)だとか、資格を取るとかで付加価値を高めて、それで懐に余裕ができたら、少しずつ資産化するのが大切ですね。
インフレ時代は通貨の価値がどんどん下がるから、稼いだ通貨を少しずつ資産に変えて行く流れが理想的。とにかく、いまお金がない人は“どうしたら自分の労働付加価値を上げられるか”というところを、しっかり考えて突き詰めていきましょう」
そして若い世代に向け、現実もふまえながら、「資格を取るなどの自己投資も、大事な投資」と勧める。