インパクトのある名前の一方で、知性とユーモアをあわせ持ち、経済についての解説に定評がある「ニューレディ」でコラムニストの肉乃小路ニクヨさん。慶応大学卒、元外資系金融機関勤務という異色の経歴も際立つニクヨさんの“THE CHANGE”とは?【第3回/全8回】

肉乃小路ニクヨ 撮影/松島豊

 2月8日に投開票が行われ、与党・自民党が戦後最多の議席を獲得する大勝に終わった第51回衆議院総選挙。今回のインタビューは高市早苗首相が衆議院の解散を宣言する直前に行われたが、選挙後にどんなシナリオが考えられるのか、経済・金融の面から聞かせてもらっていた。

「高市さんが勝ったら積極財政がより強化されると思うので、そうすると景気は良くなるかもしれない。ただ、積極財政に懸念を示す外国の機関が多いから、円売りが進んでさらなる円安になってしまうかもしれませんね。1ドル170円とかも見えてくるかもしれないし、物価はしばらく安くならないと思う。
 だからインフレも続くんだけど、もうインフレが続く時代だって割り切って、どうやって“稼ぐ力”を上げてインフレに対応するのか、どうやって資産を預金以外のものにして守っていくのかに発想を転換したほうがいいと思います。
 負けた場合には、もしかしたら揺り戻しで財政規律路線に行くかもしれない。そうなると株は下がると思うし、為替も円高のほうに行くかもしれないですね。
 でも、どっちになるかも国民の選択だからね。だから選挙には行ったほうがいいと思いますよ」