老後をどう過ごせばよいのか「自分をアップデートし続けていくこと。働き続ければなんとかなる」
「残酷な話、人間が収入を伸ばせる期間ってせいぜい50歳くらいまでだと思っていて。そこから先はいかに持ちこたえるか、という感じになっていくでしょう。だから、“稼ぐ力”を伸ばせるときに伸ばしておくこと。先々に余裕が持てて資産を運用できることもあるので、自己投資は若いときにはケチらないほうが良いと思います」
──50歳で収入が伸ばせなくなっても、その後の人生は途方もない長さがあります。老後はどう過ごせばよいのでしょうか。
「こんなこと言うとひどいかもしれないけど、私は“死ぬまで働けばいいじゃん”と思っていて。
なぜかというと、私の祖父母は両家とも自営業で、死ぬまで働いている姿を見ているんですね。大事なのは、死ぬまで働けるような健康づくりであったり、仕組みであったりするんです。自営業でなくとも、いまは高齢者を雇ってくれる機関や組織がありますから、そこにフィットし続けられるように、自分をアップデートし続けていくこと。
年金は少なくなっちゃうかもしれないし、老後の資金はしっかり確保できないかもしれないけど、働き続ければなんとかなるんじゃないかな、と思っています。甘いかもしれないですけど」
──年を重ねると病気も身近になりますが、そちらはどうすればよいでしょう。
「公助(国や地方自治体による公的な支援)に頼ればいいんです。だって、病気になったら動けないんだもん。そこはもう、国を頼りにしていいんじゃないかな、という気持ちを同時に持っていたほうがいいと思います」
ニクヨさん自身、病気で退職を余儀なくされ、四畳一間で暮らしていた過去があるからこそ、そうした視野を持つことができるのかもしれない。
(つづく)
肉乃小路ニクヨ(にくのこうじ・にくよ)
1975年5月23日生まれ、千葉県出身。経済愛好家、コラムニスト、ニューレディ。渋谷教育学園幕張高等学校から慶應義塾大学総合政策学部に進学し、大学在学中の1996年に女装を開始して、ショウガールやゲイバーのママとして勤務。証券会社、銀行、保険会社と、経済やお金にかかわる職歴を生かして「経済愛好家」として、さまざまなメディアで独自視点のマネーハック(お金の効率的な工夫)を発信中。
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