合流前に北川拓実の稽古動画を参考に「もうできてんじゃん。明日、初日でよくない?ぐらいの完成度だった」
林が主演を務めたゲネプロ後の取材会では、美しくも残酷な“壮大なテーマ”に向き合う、出演者たちの“絆の深さ”が垣間見えた。
意気込みを問われた石井が「見るしかない!」と笑いを誘うと、林は「え!?(笑)」とツッコミを入れつつ、笑顔を浮かべる。珠城も「お稽古中、本当にキャストの皆さん、すごくユーモアがあって楽しい方々ばかりだったので、本当に笑いが絶えない現場でした」と語り、現場での風通しの良さが感じられた。
なかでもキャスト一同が絶賛したのは、ジョヴァンニ役をダブルキャストで務める主演の林と北川だ。
石井は稽古中の思い出を「拓実さんの笑顔がすごくいい」「翔太さんの笑顔も“こんな笑顔見たことないな”って。それくらい衝撃でした」と振り返り、続けて、2人の明るさについて「すごく印象的で、癒やされる感じで、ついていきたいなって」と、信頼感を口にした。
ベテランの別所も「お2人が本当に爽やかで明るくて」「自分にはなかなかない、いろんな経験や人生を積み重ねたっていうこととは違う、初々しいまっすぐな感じを学ばせてくれる」などと、座長としての2人に太鼓判を押した。
先輩たちから称賛された2人だが、実は葛藤もあったという。林は堂本光一主演・構成・演出の『Endless SHOCK』への出演など、舞台・ミュージカル経験は豊富だが、今回は別作品の影響で稽古参加が遅れ、「稽古期間がだいぶ短かったので、すごくすごく不安だったんですよ」と心情を吐露した。
合流前は、北川の稽古動画を参考にしていたが、そのクオリティに「最初に見たときから、“拓実はもうできてんじゃん”みたいな。“もう明日、初日でよくない?”ぐらいの完成度だった」と、焦りを抱いたという。
そんな林を待っていたのは、カンパニーの歓迎だった。「後から、皆さんの空気も出来上がってる中で入ったんですけど、あたたかく迎え入れてくれたので、僕も安心して皆さんの胸を借りながら稽古ができました」と、感謝を口にする。