現在、レギュラー番組を多数抱え、“ロケ芸人”としても引っ張りだこのお笑いコンビ・なすなかにしの中西茂樹さん。松竹芸能に所属し、大阪で華々しい芸人デビューを飾った後、上京したのは18年前のことだ。持ち前の明るさと直感で困難を乗り越えてきた、意外な「心の支え」とは――。2026年2月、初の著書となる『いまのところ』(双葉社)を上梓した中西さんの、芸人人生を大きく変えた“THE CHANGE”とは。【第7回/全10回】

なすなかにし・中西茂樹 撮影/河村正和

 コロナ禍だった2021年、『笑神様は真夜中に…』(日本テレビ系)の企画「中堅芸人ロケバトル」で優勝して以来、“ロケ芸人”として名を馳せるお笑いコンビ・なすなかにし。自分たちのロケが評価されているポイントは、どういった部分だと感じているのだろうか。

「オールドスタイルが、もはや目新しかったのかもしれません。使い古されたような、いわゆるコテコテのオールドスタイルのパターンって、みんなやりたがらないんですよね。そんなベタなものより、新しいフリを生み出したい。
 そりゃそうですよね。自分たちだけの、誰も見たことがないようなオリジナルのフリがあるのは理想です。でも、僕らはあえてオールドスタイルを組み合わせた。発想が真逆やったんで目立ったのかな」