「スポーツの力」を信じて社会の活気の源に貢献したい
これまで、いくつもの壁を乗り越えてきた。
「調整が順調にいっていそうなときでも、いざ大会に入ると記録が伸びないとか、そういうことは確かにありました。でも、そういうときは無理をして乗り越えようとは考えていなかったんですよね。『そのうちできるようになる』と我慢することも必要で、しっかり我慢する。そして、現実逃避せず『今日はここが悪かったから記録が伸びなかった』と反省材料を拾い上げて、次に繋げられるようにしていましたね」
前人未到に挑戦したアスリートの言葉は多くの人に響く力を宿し、現役を引退してからの岡崎さんは講演会などでその経験を届けるようになった。そして2025年、新たに事務所に入り「新しい自分をスタートさせた感覚です」と話す。
「それなりの年齢になったけれど、進化している時代の中で、自分自身も進化していきたいなと思っています。スポーツに関してもそうですがスポーツに興味がない人たちも巻き込んだりしてちょっと大きなものを動かせたら、という気もしますけどね。なかなか難しいですが。ミラノ・コルティナ五輪、それにWBCも日本に活気を与えてくれたと思います。スポーツの力はいろいろな人の活気の源になるのではと信じて、私も何か貢献できたらいいな、と思っています」