2004年に『第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でヤングサンデー賞を受賞し、15歳で芸能界デビューを果たした水崎綾女。現在放送中のドラマ『サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜』(テレビ東京系)では堂々の主演を務める彼女だが、実は「20歳で芸能界を辞めるつもりだった」という。
過酷だったと振り返る10代の記憶、そこから俳優としての自我が芽生えた人生の転機『THE CHANGE』、そして意外すぎる“麻雀愛”まで。実力派俳優の知られざる素顔に迫る。【第1回/全2回】
――水崎さんのデビューは、2004年の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」。当時はまだ15歳だったんですね。
「もう20年以上たちますが、あっという間でしたね。でも正直に言うと、20歳でやめようと思っていたんです」
――え? どうしてですか。
「芸能界に入ったのは、キラキラした世界に憧れて……ということではなかったんです。芸能界なら15歳でも収入を得ることができるかなという思いがあって、少しでも家の助けになればと、オーディションを受けたんです。あまり裕福な家庭ではなかったので」
――そうだったんですね。
「20歳になれば大人なので、何でもできるじゃないですか。事務所との契約もちょうど5年でしたので、芸能界で5年間は頑張って、その後は何か別の仕事に就こうと考えていました。5年の間に楽しいことはもちろん、つらいことや普通の人だったらできないこともたくさん体験できましたね」
過酷だった10代と「客観的に自分を見ている」感覚
――濃密な時間だったんですね。
「今思うと、すべてのことに意味があったんだなって。子どもの頃に阪神・淡路大震災を体験しましたし、10代の頃までは、つらいことが多かったです。でも、そういう部分では、私って強いんだろうなって思います。
なんというか、いつも自分の中で俯瞰というか、客観的に自分を見ている、もう一人の自分がいるようなときがあるんです」
――不思議な感覚ですね。その後、2006年にドラマ『吉祥天女』(テレビ朝日系)で、俳優としてデビューします。
「はい。でも、当時は“自分”というものをあまりにも持っていなさすぎて、俳優の楽しさがよく分かっていませんでした(笑)。だから、当時は俳優になりたいとは思っていなかったんです」
――まだ、俳優の面白さに気づけていなかったんでしょうか。以降、多くの作品に出演されていますが、自分の中で印象に残っている作品はありますか?
「私の中で転機になったのは、ドラマ『キューティーハニーTHE LIVE』(2007年・テレビ東京系)でしたね」