自分の感情が動いたときに写真をとればいい
では、どうすれば“いい写真”が撮れるのだろうか?
「自分の感情が動いたときに写真を撮る、これだけです。
SNSのインスタグラムやツイッターをやっている人は、自然といい写真が撮れていることがあります。子どもがかわいい仕草をした、この料理がおいしそうと思った、そんな時にみなさんは写真を撮りますよね?そうやって撮った写真は、見た人にも感情が伝わるので、とてもいい写真になるんです」
また、幡野さんは、小さなお子さんがいる親御さんは、お子さんにカメラを渡して撮ってもらうのがおすすめだと語る。
「親御さんが撮った子どもの写真はいいですね。写真のことなんてよく知らないけど、大切なわが子を撮りたい一心でシャッターを切った。そういった写真って、技術的な上手下手で言ったら下手なんですけど、すごくいい写真だなって思います。
小さなお子さんにカメラを渡して、好き勝手に撮ってもらうのもおすすめです。お子さんが下手な字で、お父さんありがとう、お母さんありがとうって書いた手紙って、すごくうれしいじゃないですか。あれと一緒。お子さんの下手な写真が宝物になる。
中には、カメラを渡したくないって親御さんがいるかもしれませんが、子どもが親を撮ってくれる時期って本当にわずかですから。本当に貴重な機会なので、ぜひ」