ジャズピアニストとしての一面も
シンガーソングライターとしての活動において甲田さんが目指しているのは、歌って踊って自分だけのステージを表現することのようだ。
「デビューがちょうどコロナ禍が始まったころだったので、人前でライブというのもあまり経験できていないんです。なので、これから歌って踊ってということを増やしていきたいなと思っていたので、今回、『「チェンソーマン」ザ・ステージ』に挑戦することにしました」
シンガーソングライター、俳優、ファッショニスタとしてだけでなく10代からジャズピアニストとしても活動していた甲田さんだが、そもそもジャズピアニストになった理由は何だったのだろうか。
「もともと5歳でピアノを始めたんですけど、当時はクラシックから入りました。クラシック自体も、そのあと10年くらいはずっと続けていたんですが、8歳のときジャズと出会って。
そのきっかけは、当時教わっていたピアノの先生が、ジャズ好きな方だったんですよ。私のスクールはコンクールに出場するときに先生がそれぞれのクラスの曲を決めるんですけど、私たちのクラスは先生の好みでラテンっぽい曲や、クラシックを先生がジャズにアレンジしてくれた曲を弾いていたんです。
そこでジャズっていう音楽に出会って、クラシックより自由でめっちゃ楽しいし、サウンドもおしゃれだったので、そこに惹かれて。図書館でジャズのCDを借りてきて自分でも弾くようになったのがきっかけで、ずっと将来はジャズピアニストになろうって決めていました。そこからインスタを始めて、もともとファッションが好きだったので、そういうのも発信してたら、だんだんファッションのお仕事もするようになって」