『SPY×FAMILY』、『チェンソーマン』、『ダンダダン』などの大ヒット漫画編集者・林士平さんのポッドキャスト番組『林士平のイナズマフラッシュ』が本になった。ジャンルを超えた多彩なゲストを招き、もの作りにまつわるあらゆる事象について語り合った言葉たちが濃厚に詰め込まれた1冊『9人の「超個性」プロの新仕事論』。本書の中で語られたエッセンスや、林さん自身のこれまでのヒストリーをじっくりとうかがった。【第1回/全3回】
漫画編集者・林士平さんと、それぞれのジャンルで活躍するクリエイターや表現者との対談を収めた『9人の「超個性」 プロの新仕事論』。本書の中で繰り広げられるトークは、ものづくりのトップランナー同士が肩ひじ張らずに向き合う、実に自然体なものだ。それでいて、言葉を交わすことでお互いを高め合っている様子が伝わってくる。対談の中で、林さんはどのような点を意識していたのだろうか。
「『聞きたいことをたくさん聞こう』というシンプルな思いで臨みました。自分が尊敬する方々に直接お話を聞ける貴重な時間なので、なるべく素直に聞こうと。この本の元になっているポッドキャスト番組『林士平のイナズマフラッシュ』が始まるときに思ったのは、僕は喋りのプロではないので、素直にその人のことを知る時間にしたい、ということです。ただ、そのときに、雑誌などで既に語られている話をなぞるのではなく、過去のインタビューなどを踏まえて話したほうが深い内容になるだろうと思い、事前に雑誌や記事のまとめを石井玄さん(『林士平のイナズマフラッシュ』のプロデューサー)にお願いしました。それを読み込んでから、お話するように心がけています」