1985年、『白いバスケット・シューズ』でアイドル歌手としてデビューし、“みっちょん”の愛称で親しまれた芳本美代子。昨年デビュー40周年を迎えて音楽活動を本格的に再開し、現在は俳優、歌手、大学教授などいくつもの肩書きで活躍を続ける彼女のTHE CHANGEとは――。【第1回/全2回】

芳本美代子 撮影/河村正和

――芳本さんは1985年にアイドル歌手としてデビュー。90年代以降は俳優として多くの舞台や映画、ドラマに出演されていますが、昨年8月に約35年ぶりの有観客ライブを開催されました。

「以前から『もう歌わないの?』と聞かれることが多くて『いつかは』と思っていたんですが、なかなかタイミングが合わなくて。

 デビュー35周年を迎えた2020年にようやく実行したんですが、そのときはコロナ禍と重なって無観客の配信ライブだったんですね。

 それから5年たって、ようやく、お客さんの前で歌うことができました」

――チケットは即完売で追加公演も決定。10月には同じ85年にデビューした松本典子さん、網浜直子さんとのユニット「ID85」のライブも2日間行い、こちらも大盛況でした。

「ユニット結成のきっかけは、私が20年に始めたYouTubeチャンネル『みっちょんINポッシブル』でした。同期にも出てもらいたくて松本典子ちゃんに声をかけたら、24年に実現して。それを見た網浜直子ちゃんも出演してくれて、『3人で何かしたいね』という話が盛り上がったんです。

 そこからはトントン拍子で、ライブには他の同期も駆けつけてくれました。何より、ファンの皆さんが喜んでくださったのが嬉しかったですね」

――昨年は10月に芳本さんが歌った全楽曲の配信がスタート、12月にはクリスマスライブを開催するなど、音楽に関する話題が続きました。

「サブスクで、いつでも自分の歌が聴けるようになりましたから、ライブで歌う曲を車やお風呂の中で練習しています(笑)。

 デビューから5年の間にシングル19枚、アルバム8枚を出していますが、改めて聴き直すと、1作ごとに世界観が広がっていくのが分かって、これは自分の成長記録だなと思いました」