木村拓哉との“バチバチ”の真相。「役者は俺だけ」発言と人生の伏線回収

 最近、びっくりするほど話題になった動画があるんですが、1月に(木村)拓哉のYouTubeチャンネルに出演して、一緒に麻雀を打ったんです。

 そしたら、その動画がとんでもない再生回数を叩き出したんです。拓哉とは『若者のすべて』(1994年、フジテレビ系)で共演しましたが、クランクイン前に共演者の名前を聞かされ、僕は「役者は俺だけか。あとは全部タレント」と言ったという……(笑)。

 調子に乗っていてなんて愚かなんだろうと思います。特定の誰かに向けた言葉ではないにしても、聞かされたほうは気分が悪いよなあと。「なんなんだアイツ!」と思われるのは当たり前です。

 動画の中でも拓哉がそのときのことを振り返りますが、僕は「後悔はしていない」と答えました。そうなんです、反省はしているけど、後悔は、していないんです。

 拓哉とは、ことあるごとに「2人はバチバチだった」と語られていて、なんとなく、ずっと気になることではあった。殴り合ったり罵り合ったりすることもなければ、会えば「おお」と挨拶もするし、真実はこうなんだけどなあと思っていました。だから今回、拓哉のほうから会うきっかけを作ってくれてすごくよかったです。

 今年55歳になりますが、こういったことが起こると、“人生の伏線回収”みたいなものが始まってきたのかなと感じますね。

つづく

萩原聖人(はぎわら・まさと)
1971年8月21日生まれ、神奈川県出身。1994年、映画『学校』『月はどっちに出ている』『教祖誕生』で日本アカデミー賞新人俳優賞、話題賞(俳優部門)を受賞。『マークスの山』(95)、『CURE』(97)で同賞優秀助演男優賞他を受賞。近年の主な出演作に、『島守の塔』(22)、『海の沈黙』(24)、『栄光のバックホーム』(25)、『ハローマイフレンド』『君が最後に遺した歌』『2126年、海の星をさがして』(26)など。

映画『月の犬』
女が見初めなければ出会わなかった、人生に絶望した二人の男。生きることに絶望した大人たちの挽歌
監督・脚本・編集/横井健司
出演/萩原聖人 深水元基 黒谷友香
現在、シネマート新宿他にて公開中(5月14日まで)。以降、5月23日(土)からは大阪の第七藝術劇場、5月30日(土)からは愛知の シネマスコーレ など、全国で順次公開予定。
©映画『月の犬』製作委員会
©PYRODIVE
公式サイト:https://tsuki-noinu.com/