キュートなビジュアルと伸びやかな歌声で、お茶の間に親しまれている歌手の石川ひとみさん。1981年にリリースされた『まちぶせ』が大ヒットし、同年末に『NHK紅白歌合戦』に出場。国民的人気歌手の仲間入りを果たした。

石川ひとみ 撮影/有坂政晴

 『まちぶせ』は、いまなお愛聴されており、この2026年4月に、リリース45周年を記念したアナログ盤『まちぶせ〜青春の45回転〜』が発売。同月に開催する大手町三井ホールでのライブ『発売45周年記念コンサート~Forever〜』も完売する人気ぶりだ。本連載では、いまも変わらぬ愛らしさをたたえ、精力的活動を続ける石川さんの人生観が大逆転するような“THE CHANGE”に迫る!【第1回/全6回】

 今回、石川ひとみさんの“THE CHANGE”を伺うためにおじゃましたのは、都内の某スタジオ。45周年を迎えた『まちぶせ』をテレビで歌唱するためだという。
 音楽番組の収録という忙しい合間にもかかわらず、よく通る朗らかな声でさまざまな体験を、率直に語り始めてくれた。

「(2026年)4月15日に、特別なアナログ盤がリリースされる『まちぶせ』は、もともとは、所属事務所の先輩だった三木聖子さんのために、ユーミンさん(荒井由実名義)が作り、アレンジを松任谷正隆さんが手がけたものです。
 私がこの曲に出会ったのは、16歳。地元の名古屋で、音楽学院に通っていたときでした。レッスンで“次の課題曲です”と先生から聴かされたのが『まちぶせ』で、うまく言えないんですが、あのころ私が聴いていたどの曲ともちょっと違うというか、心に響いたんです。すぐにレコードを買って帰り、家で何度も繰り返し聴きながら歌っていました」