テレ東系ドラマ『るなしい』で、連ドラ主演中の原菜乃華さん。彼女が演じる“神の子”郷田るなは、恋愛を禁じられた運命を背負いながらも、報われない恋心から復讐へと向かっていく。センセーショナルな物語の裏側にある、原さん自身の「芸能界で生きる覚悟」や、オーディションでの悔しさをバネにする負けず嫌いな一面に迫った。【第2回/全5回】
原菜乃華さんが主演を務めるドラマ『るなしい』(テレ東系)。原さん扮する“火神(かじん)の子”として生きる女子高生・郷田るなは、神の子であるがゆえに恋愛を禁じられている。学校でいじめに遭っていたるなを救ってくれた人気者・成瀬健章(通称ケンショー)に、禁忌とされる恋をしてしまうが、あえなく失恋。自分の気持ちをもてあそばれたと思ったるなは、ケンショーを自らがおこなっている“信者ビジネス”に勧誘し、復讐しようとする。
自分の嫌な面を再認識する――。だましだまされが逆転する物語の魅力
「るなが無垢さと人を惹きつけるカリスマ性という二面性をしっかり持っているところや、ケンショーを転がす側かと思えば、逆に彼に使われてしまうような場面もあって、そのだましだまされが逆転する展開が類を見ない面白さだと思っています。
原作コミックを読んだとき、最初に『信者ビジネス』という強烈な題材が一番に来るんですけど、それだけではなく、るなが自分の欲に忠実だったり、執着してしまったりしながらも、不器用かつ懸命に生きている話だと感じました。それがすごく生々しくもあり、正直だと思うんです。
登場するどのキャラクターにも、100%ではないかもしれないけれど、『なんかちょっとわかる』と思ってしまう部分がある。それが『共感できて気持ちいい』ということではなくて、なんとなく自分の嫌な面を再認識してしまうような……。そういう今までにない物語というのが、この『るなしい』の魅力だと思っています」
──るなは失恋から「復讐してやる」という思いを抱きますが、原さん自身もそういった悔しさをバネにすることはありますか?
「やっぱりオーディションなどにたくさん落ちると、『見返してやろう!』とは思いますね(笑)。なので、『あのとき、なんで選ばなかったんだ』と思ってもらえるような俳優になろうというのが、私の原動力になったりもします」