今でも変わらないのは、仕事に対する情熱と粘り強い姿勢

「毎週いろんな歌手や俳優、女優さんが、自分の作品を宣伝するときに番組へ来ていました。そのおかげでスーパースターに会えました。たとえばブリトニー・スピアーズとか。すごくいい思い出ですね」

 懐かしそうに当時を思い出しながらそう話してくれたビビアンさん。そんな彼女がタレントとしての仕事を始める以前と現在とで、変わらないものはあるのだろうか。

「今でも変わらないのは、仕事に対する情熱と粘り強い姿勢です。巡ってくるすべての仕事のチャンスを大切にしていること。 また、常に挑戦し、自分を超えることが好きです。

 若いころは、家族に良い暮らしをさせてあげたい、家族を大切にしたいという一心で頑張ってきました。今は、家族の世話はもちろんのこと、自分が切望していた、または今まで得られなかったチャンスを人に与えることができるような存在になりたいと願っています。人の役に立てればとても幸せです。そこから何かを学び、成長することもできると思います」

 スターになっても変わることのない仕事への情熱、そして他者への温かい思い。ビビアンさんの力強さと優しさが、これからの活動を支える「THE CHANGE」となりそうだ。

ビビアン・スー
1975年3月19日生まれ。台湾出身。1990年から台湾でアイドル、女優として活躍。1995年からは日本でも活動を開始し、1996年からレギュラー出演した『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』にて結成された音楽ユニット・ブラックビスケッツでの活動で大ブレイク。98年の『Timing』は200万枚以上の大ヒットを記録し、同年のNHK紅白歌合戦に出場。『笑っていいとも!』のレギュラーにも起用される。03年からは台湾に拠点を戻し、アジア全域でアーティスト、女優として活躍。2014年にシンガポールの大手海運の二代目CEO結婚し、翌年に第1子を出産。芸能活動をしながら一児の母親として多忙な日々を過ごしている。2022年に12月に20年ぶりにブラビが復活し、ファンを喜ばせた。2023年に台北市観光大使に就任。「台北、おひさしぶり!観光キャンペーン」(https://www.travel.taipei/ja)で台北の魅力を発信している。