下積みもないのに5か月後にはタモリさんと喋っている

ーー『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で安室奈美恵さんと共演したときですね。

鈴木「だって下積みもなく急にオーディションで選ばれて、5か月後にはタモリさんと喋っているんですからね。あとは、SPEEDの4人がわざわざ目の前に来てくれて“ASAYAN見てたよ”と言ってくれたときは、夢でも見ているんじゃないかって思ったくらいです。4人が私のことを知ってくれているの…!? みたいな」

ーーテレビを見ていて、物怖じしないイメージがありましたけど。

鈴木「全っ然。キャピキャピウキウキしていました。とはいえ、それを全面に出したら怒られてしまうし、“しっかりしなきゃ”と抑えて頑張っていましたね」

 鈴木さんのプロデューサーは、“小室ファミリー”で一時代を築いた小室哲哉さん。鈴木さんもファミリーかと思いきや、一線を画していたようだ。

鈴木「他の方はエイベックスで、わたしはソニーで、レコード会社が違うのでお話する機会はほとんどなかったんです。唯一お会いするのはマーク・パンサーさんだけでしたね」

ーー小室さんはどんなプロデューサーでしたか?

鈴木「歌に関しては、なにも言わない人です。レコーディング後に自分で作業をするのが好きなんだと思います」

ーークラブに連れられたりとかはありましたか?

鈴木「絶対ないです(笑)。未成年だし、制服のままレコーディングをしたりテレビ局やラジオ局に行くので、そのたびに小室さんに“本当に女子高生なんだね……”って言われていました」