西堀亮滝沢秀一マシンガンズは2023年で結成25年目。記念の年に迎えた大舞台での活躍は、多くの人の心を打った。最初にチャンスをつかみかけてから15年。辞めようと思った日もあったという西堀さんのTHE CHANGEとはなんだったのかーー。【第2回/全5回】

マシンガンズ西堀亮 撮影/THECHANGE 編集部

 マシンガンズの所属する太田プロには、有吉弘行を筆頭に、数多くの芸人たちがひしめいている。

ーー先輩から言われたことで、自身が変わったという体験はありますか?

「先輩から言われてですか……。うち、太田プロはわりと、押しつけがましい人はいないんですよね。だから、具体的にこうしろだとかって、言われたことはそんなにない。これは良くないぞ、とか、そういうことのほうが多かった気がします。

 たとえば、出方にしてもちょっと乱暴なんじゃないかとか。ちょっと口調が強いんじゃないかとか。そのときは気づかなかったけど、先輩方がチューニングしようとしてくれてたのかもしれないです。
 声のトーンもそうですし、出方もそうですよね。ちょっとお前強いぞ、って。舞台で誰かと接するときに、“おい、おかしいだろ!”って言うのって、圧が強いじゃないですか。“ちょっとおかしいですよね”っていうほうが入りやすかったりする。そういうチューニングはしてくれた気がしますよね」

ーーそれはどなたがしてくれてたんですか。
ダチョウ倶楽部上島竜兵さんもそうでしたし、有吉(弘行)さんも土田(晃之)さんもしてくれてました。上島さんは負けるのが上手いから、もっとこうしたほうがいいのにな、って言ってくれてました。