“三宅さん、これはね、奇跡ですから”

三宅「女房はマネージャーたちに、こう断言したそうです。“三宅は絶対に治ります。舞台上で動いている三宅が、私には見えてますから。3週間で治ります”と。そんなわけねぇだろう、と思いますが、それでマネージャーたちは僕や家族に病状は言わなかったんです」

 妻の予言は的中した。さすがに3週間後には叶わなかったが、救急車で運ばれてから3か月後、リハビリの結果、それまでピクリともしなかった三宅さんの足が動いたのだ。

三宅「そこで初めて、先生が全部話してくれて、“三宅さん、これはね、奇跡ですから”と言ってくれました。おそらく復帰を望んでいるたくさんのお客さんの想いが奇跡を呼んだんだろうと、僕がそんなことを言ったんですけど、そしたら、西洋医学の先生なのに“おそらくそうだと思う”と同意してくれたんです。それくらい、僕の足が動いたことが奇跡的だったというわけです」

 そして、三宅さんは念を押すように言った。

「この病気がきっかけで、僕のその後が変わったんです。だからCHANGEですよ。まさに」

■三宅裕司(みやけ・ゆうじ)
1951年5月3日生まれ、東京都出身。1979年、ミュージカル・アクション・コメディーを旗印に劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」(SET)を結成。『三宅裕司のヤングパラダイス』(ニッポン放送、1984年~)、『三宅裕司のイカすバンド天国』(TBS系、1989年~)、『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ系、1995年~)をはじめ、数々の番組を盛り上げるマルチエンターテイナー。俳優として映画『壬生義士伝』(2003年)で第27回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。2004年に東京の喜劇“軽演劇”を継承すべく伊東四朗一座を旗揚げし、出演と演出を行う。2006年に熱海五郎一座を座長として旗揚げ。SET最新公演『ラスト・アクション・ヒーロー~地方都市に手を出すな~』(第61回本公演)が10月19日~10月29日までサンシャイン劇場で上演。

公演情報
劇団スーパー・エキセントリック・シアター
第61回本公演
「ラスト★アクションヒーロー〜地方都市に手を出すな〜」
10月19日(木)〜29日(日)
池袋・サンシャイン劇場にて上演
https://www.set1979.com/stage/2023/