佳子「本人は現場行ったら、本当にセリフのこと精一杯で…」赤井英和・驚異のセリフ暗記法

ーー現場はいかがですか。SNSなどですげー楽しそうだなと見ています。

佳子「一生懸命練習してるからだね」

赤井「ああ、ダンスね」

佳子「重岡さんと一緒に、本当にちょっと短いやつ。ティックトックだから短いやつですから、こんな感じでどうですかって言われて。

 私が勝手に、皆さんやるからもちろんやりますって言って。

 そこは真面目なんで、ウケ狙いで面白く、ヘタでもやればいい、とかはできないんですよ。もう完璧にやっぱりやろうと、もうそんなに練習するっていうぐらいして、涙ぐましい努力をして」

ーー素晴らしいです。赤井さんはダンスは喜んでやります、という感じですか?

赤井「しんどいですね」

ーー(笑)

佳子「本人は現場行ったら、本当にセリフのこと精一杯で。(赤井さんに向かって)書いてるやつ、どうやって覚えるかの……」

 佳子さんの言葉を受けて、赤井さんが奥のテーブルから大量のメモを持ってきてくれた。肉筆でびっしりセリフが書き込まれているが、驚くことに自分のものだけではなく、相手のセリフもすべてていねいに書かれている。

ーーこれ、自筆でやられてるんですか?

赤井「黒いところは自分のセリフで相手のセリフは赤」

佳子「逆ちゃうんか、っていう話なんですけど、普通は。

 千原ジュニアさんが一緒にドラマやってて、ちらっとこれをご覧になったのか、赤井さんは書いて覚えるの? 自分のところは黒で書いてるけど、逆ちゃう? って」

ーーすごいですね。相手の方のセリフも全部……。

赤井「ああもちろんもちろん」

ーー昔からこういう覚え方を

赤井「そうですね。最初からそうでしたね」

 ていねいに、しっかり相手のセリフも書かれたメモは、赤井さんの人柄が表れている。