ずっと変わらない「ふざけること」の大事さ

水沢「変わらないよう努力していますから」

黛「昔からひょうひょうとされているようで、実はすっごい根がまじめなんですよ。現場での立ち居ふるまいとか。私はずっと一緒に出ていた演者さんは水沢さんしかいないので、本当に水沢さんを見て、学んで、ここまで来たって感じですね」

水沢「仕事というか芝居をする上でずっと大事にしているのが、ふざけるってことなんです。真剣に、上品にふざける。それはずっと変わっていません。やっぱり大阪人なので、笑いのエッセンスは少しでも欲しいんですよ。もちろん、脚本やその場の空気を壊すようなふざけは絶対にしないんですけど。だから、変わらないって言われたのは、すごくうれしいですね」

黛「ちゃんと楽しむんですよ。ひとつひとつのことを、どの撮影現場でも。それはすごいなって思いますね」

水沢駿、黛英里佳　撮影／冨田望

『辞令は突然に…』は番組内ドラマだったが、その手のドラマにありがちなやっつけ感がなかったのは、水沢さんの真剣にふざける、どの場面でも楽しむ、という姿勢があったからだろう。そんな『辞令は突然に…』は２人に大きな「ＣＨＡＮＧＥ」をもたらすことになる。