10代の頃の自分ではできなかったんじゃないかな
「ジャンヌという主人公を軸に描かれた物語からシャルルを導き出すのは、10代の頃の自分ではできなかったんじゃないかな。そういう意味でも、役に向き合うパーセンテージが高まったんじゃないか、年齢的にも役者としての経験値的にも、50〜70%くらいに高められたんじゃないかな、と思います」
ーーやはり成長していく、ということなんでしょうね。
「年齢が重なっていくほど高まっていくことなのかもしれませんね。これから30代、40代と歳を重ねるごとにさらに高めていきたいと思っています」
ーージャンヌを演じられる清原さんの印象はどうでしょうか。
「雰囲気を持っていて、映像映えして、目線一つに意味を感じる。醸し出す雰囲気に、淡さと儚さを感じる方だと思っています。
ずっと映画に向いている方だなと思っていたんですけど、映像の最前線を行く俳優さんが、同じお芝居といえども、見え方がだいぶ変わる舞台というところに走り出した、というのことにとても興味があります。
清原さんからはすごく強さを感じるので、どんな清原さんが見られるのかなって、今まで映像で見ていた視聴者としても、すごく楽しみにしています」
清原さんと小関さんは、どんな世界を生み出してくれるのだろうか。
⚫︎小関裕太 こせき・ゆうた
1995年6月8日、東京都出身。身長180センチ
子役として芸能活動をスタート。
その後、ミュージカルや舞台、様々のドラマや映画に出演。
最近の出演作はドラマ「来世ではちゃんとします」、ミュージカル『四月は君の嘘』、舞台『キングダム』、23年にはドラマ「癒しのお隣さんには秘密がある」W主演、U-NEXT「賭けからはじまるサヨナラの恋」に出演。
11月27日から清原果耶主演の舞台『ジャンヌ・ダルク』でシャルル7世という大役に挑む。
⚫︎作品情報
『ジャンヌ・ダルク』
―19才で燃え尽きた命―フランスの若き救世主ジャンヌ・ダルクの知られざる真実とは―。10年の堀北真希と伊藤英明、14年の有村架純と東山紀之のコンビから、9年の時を経て蘇る伝説の歴史スペクタクル。
待望の再々演で、初舞台・清原果耶のジャンヌ・ダルクと小関裕太のシャルル7世があらたな世界を作りあげる。11月27日から12月17日まで東京・東京建物ブリリアホール、12月23日から26日まで大阪・オリックス劇場で公演。