ユリ・ゲラーの紹介で参加するって、どんなルートやねん!

ーーまさかの、桜を見る会ですか。

ゆんぼだんぷ カシューナッツ(左)と藤原大輔 撮影/三浦龍司

カシュー「そう。ユリ・ゲラーの紹介で参加するって、どんなルートやねん! みたいな。そしたらその次の春に問題になって」

藤原「だからユリ・ゲラールートの『桜を見る会』参加は幻になったんです。ユリ・ゲラーさんは日本人大好きなので、たぶん日本人相手に毎回そういうボケをやっているんだと思います」

カシュー「写真が出てくるの、めちゃくちゃ早かったからね」

藤原「慣れてるよ、あれは」

 豪快なエピソードは世界の『ゴット・タレント』につきものなのか、アメリカでは妥協を許さないスタイルに圧倒された。

カシュー「『アメリカズ・ゴット・タレント』はまず賞金が1億円というのもすごいですが、僕たちは準々決勝で負けて帰国したんです。そしたら急に“来てくれ”と連絡があって。理由を聞くと、“決勝で流すための、その年のゴット・タレントを振り返るVTRを撮る”と。で、僕らはプールサイドでジュースを飲みながら“オー! フィールソーグッド!”と言うだけでいいんだと」

ーーその一瞬だけのために……。

カシュー「それでロスに行って、空港から迎えの車に乗りホテルに泊まって、翌日、撮影時間5分でオッケー。そして次の日に帰りました」

 さすがはエンターテイメントの本場、アメリカ。ふたりは「エンタメにかける熱量のちがいが、やっぱりすごい」と唸るのだった。

■ゆんぼだんぷ
カシューナッツ
1986年9月19日生まれ。岡山県出身。
藤原大輔
1984年2月25日生まれ。兵庫県出身。
2008年にコンビ結成。2015年に『博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』(フジテレビ系)で優勝し、身体を使って音を出すネタでさまざまなメディアに出演。2017年に世界的スター発掘オーディション番組『ゴット・タレント』に出演。以後、海外10カ国以上でパフォーマンスをする。