アンドレザが身振り手振りで恩人サムソン宮本を語る

「おい、アンドレザ! 中国にいる時に、サムソンから誘われたんだろう?」

(アンドレザ・ジャイアントパンダが、身振り手振りをしながら動く)

「なるほど、そうか。うん、うん。わかった・・・。アンドレザが言うところでは、中国でいじめに遭っていたみたいですね。そんな時にサムソンさんと出会い、誘われ、新根室に来たから、恩返しをしていきたいと申しています。

 ヘッドバットは3メートルの高さから繰り出されるから、それを受ける選手の衝撃がすごい。プロのレスラーのヘッドバットの100倍くらいでしょう。これまでに数々の選手が倒れ、負けているんです」

(アンドレザ・ジャイアントパンダが再び、身振り手振りをしながら動く)

「そうか、そうか、なるほど・・・。アンドレザは、今後もたくさんの選手と闘っていきたい。動物の選手とも試合をしたい、と申しています。これから、新しい選手が登場する可能性がありますね」

 アンドレザ・ジャイアントパンダなどが話題となり、ファンは増えているものの、プロレス団体の経営はなかなか難しいのではないだろうか。

「僕たちはプロではなく、アマチュアの愛好団体です。選手たちが自分のお金を持ち出すことで運営をしています。試合をすることで、ファイトマネーを得るわけでもない。イベントを主催する団体や会社から依頼があり、そこで試合をする時に謝礼が出る時もありますが、ノーギャラの場合もある。

 お客さんには喜んでいただきたい、といった思いはいつも持っています。亡くなったサムソンは、その思いが特に強かった。徹底して喜ばせようとするんです。そのサムソンイズムは、僕ら選手全員にしみついています」

 アンドレザ・ジャイアントパンダをビルの前で撮影する時、その通りを歩く人たちは「あっ!アンドレザ・ジャイアントパンダ!」と声を出して、立ち止まっていた。10代らしき女性や外国人たちも知っているようだった。新根室プロレスは、すでにメジャーな団体になりつつあることを思い知った。サムソン宮本さんのレガシーが、ここにもある。

サムソン宮本とアンドレザ・ジャイアントパンダ 映画『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』より

■オッサンタイガー ~小さな大人~
職業:おもちゃ屋 たこ焼き販売。サムソン宮本の実弟。高校時代に事故で右目を失明するも、兄サムソンと一緒にプロレスを見ることで救われる。新根室プロレス旗揚げメンバーのひとり。
■アンドレザ・ジャイアントパンダ ~歩く熊猫山脈~
出身地は中国。身長3m。2017年にデビューすると、瞬く間に話題になりバラエティ番組にたびたび登場するなど、全国区全国区の人気者に。2018年、2019年のプロレス大賞授賞式に参加しトップレスラーと共演する。

映画『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』
キャスト:サムソン宮本、オッサンタイガー、TOMOYA、MCマーシー、ねね様、アンドレザ・ジャイアントパンダ 他
語り:安田顕
監督:湊寛
プロデューサー:吉岡史幸
取材・編集:堀威 
撮影:芦崎秀樹・目黒悦男
音楽:阿南亮子
ナレーション:柴田平美(北海道文化放送アナウンサー)Special thanks:北海道根室市
特別協賛:大地みらい信用金庫・一般財団法人大地みらい基金
後援:北海道新聞社
【2024年/日本/DCP/79分】 
配給:太秦
©北海道文化放送
公式HP:new-nemuro-pro-wrestling-movie.com 
SNS情報 X(Twitter) @nnp_movie
公開表記  2024年1月2日(火)ポレポレ東中野、1月6日(土)シアターキノほか全国順次公開