トッド・ラングレンのプロデュースを経験
メジャー3枚目となる『KARAKURI HOUSE』は、ニューヨークでレコーディングされた。トッド・ラングレン(アメリカのミュージシャンで、有名な曲に“Hello,It’s Me”など)のプロデュースで、レピッシュの多彩なサウンドがより一層、確立されたアルバムだ。
「トッドのスタジオでレコーディングしました。あれもミュージシャンとしての転機だったね。
来日していた時にデモテープを渡したら、その1週間後にはもうニューヨークに行っていた。トッドには色んなことを教えてもらった。僕たちはレコーディングになると細かいことを気にしちゃうんです。
そうしたらトッドは、“”中途半端にちょっと音を上げるとか、そういう作業を繰り返せば繰り返すほど、その曲が持っているポップさがなくなる“って言われたんです。すごく勉強になった」
『マイム』ではアビーロード・スタジオ(*ビートルズがレコーディングしたスタジオ)でレコーディングされた。海外レコーディングは、日本とどう違うのだろうか。
「アメリカって空気が乾燥していて、日本よりも電圧が高い。レコーディングでは50Wしかない小さいアンプしか使ってないけど、そういう風に感じないよね。スタジオが狭かったんですよ。ギターは音漏れするから、ギターのレコーディングブースはトイレでしたよ(笑)」