普段はそんなに弾けているわけではないです
「そうです。家のなかでも母が明るくて、もともとそういった環境で育ってきたのがあるのかもしれません。よく分かりませんけど（苦笑）。コメディとかシリアスとか、銀幕の俳優とか。そういう言葉とか枠組みも全然知りませんでしたし、ただ自分自身がやっていて本当に楽しいと思えることが、喜劇とかコメディだったんです」
――喜劇俳優さんの中には、普段は自分自身を閉じていてカメラの前だと急にオープンになるタイプの方もいらっしゃいますが。
「どちらかというと僕はそっちかもしれません。普段はそんなに弾けているわけではないです。でもお芝居だと、普段の生活ではできないようなことも何でもやっていいわけですよね。中でも僕はコメディをやっているときが一番楽しいし、その気持ちは最初のころと変わらないです」
――そういえば、戸塚さんにはコメディのイメージがありますし、お好きだということも知っていますが、戸塚さん自身の素顔は掴みづらい部分があるかもしれません。ＳＮＳなどは。
「エゴサはしませんね。マメじゃないので。戸塚純貴としてパーソナルな部分を出すことは、あまりいいとは思っていなくて、役を演じるうえで、先入観なく見て欲しいなと思っています。いろいろ見たところで、いい意見も悪い意見もあるだろうから、僕にとってはプラスにはならないかなと思いますし。もちろん作品の宣伝などはさせていただきたいので、そういうアカウントはあります。そこでいただいたコメントは読ませていただいてます」
――最後に、改めておうかがいしますが、戸塚さんにとってのＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥは。
「僕、戸塚純貴のＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥはコメディとの出会いです！」
そう迷いなくはっきりと言い切る戸塚さん。３０代に入り、これからますます脂が乗っていくだろう今後に期待したい。
【プロフィール】
とづかじゅんき
１９９２年、７月２２日生まれ。岩手県出身。２０１０年開催の第２３回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけに芸能界入り。翌年、テレビドラマ『花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜２０１１』で俳優デビューを果たした。映画『風切羽〜かざきりば〜』で映画初主演。主な出演作に映画『ライチ☆光クラブ』『銀魂２ 掟は破るためにこそある』『水は海に向かって流れる』、ドラマ『教場ＩＩ』、『親バカ青春白書』、『だが、情熱はある』『かりあげクン』など。公開中の映画『ある閉ざされた雪の山荘で』では、劇団のリーダーを演じている。待機作にＮＨＫの２０２４年度前期連続テレビ小説『虎に翼』。
●作品情報
映画『ある閉ざされた雪の山荘で』
原作：東野圭吾
監督・脚本：飯塚健
脚本：加藤良太
音楽：海田庄吾
主題歌：「ＦＩＣＴＩＯＮ」ＷＥＳＴ．
出演：重岡大毅、間宮祥太朗、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵
（Ｃ） ２０２４映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 （Ｃ） 東野圭吾／講談社
配給：ハピネットファントム・スタジオ
公開：１月１２日（金）
◆ヘアメイク ：中島康平 ◆スタイリスト：森大海
