芸歴20年を超えたラバーガールが、コロナ禍にTikTokのネタ動画がブレイク。さらに、YouTubeチャンネルの時事ネタコントが話題を呼んでいる。「いぶし銀芸人の仲間入りか?」と思われたコント師が突然の狂い咲き。ラバーガールのTHE CHANGEとは? その真相に迫った――。【第1回/全3回】
昇太師匠への提言で『笑点』に出演決定⁉
――ブレイク中のラバーガールですが、昨年でいえば、10月22日の『笑点』(日本テレビ系)に初出演しました。
飛永 10年くらい前、『エンタの神様』(日本テレビ系)に出ていた頃、「『笑点』に出られるかも」という話になったんですけど、立ち消えになって。もう呼ばれないと思っていたのでうれしかったですね。
――YouTubeチャンネルで「提言 審査員の昇太氏の権力が強すぎる!」を公開した後のオファーですよね。
大水 その前に、『ラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)の春風亭昇太師匠がMCの水曜日に呼ばれて、提言動画の話をさせていただいて、その1、2か月後に『笑点』
のオファーがあったんです。
――本当に昇太師匠に権力があるみたいな(笑)。
大水 どうなんでしょうね(笑)。
飛永 昇太師匠は最初、サムネイルがチラッと目に入って「嫌なことを言われているんだろうな」とスルーしていたんですけど、松村邦洋さんが「面白い動画があるよ」と僕らの映像を紹介してくれて、観たらしいです。
大水 『笑点』のスタッフの方たちも動画を観てくださって。怒ってる方はいなかったみたいです。
――『笑点』の現場はどうでしたか?
飛永 3000回近く収録しているから進行がスムーズなんです。リハーサルで1回だけ見せて、「観覧のお客さんは年配の方が多いので、もう少しゆっくりやってください」というアドバイスをもらった30分後には本番が始まりました。師匠方に挨拶させていただいたんですけど、みなさん大部屋にいらっしゃるので緊張しましたね。
――保育園のネタでしたが、わかりやすさを重視したんですか?
大水 わかりやすさと尺ですね。『笑点』はネタ時間が6~7分あるんです。営業でもよくやっていた保育園のネタが一番いいかなと。
飛永 セットが使えなくて、暗転にもできないという条件にも合っていたんです。当日、“板付き(最初から舞台にいる)より、呼ばれて出てくるほうがお客さんは拍手
をしやすいので、可能ならそう変えていただけませんか?”と言われたので、そこは対応して。