『オールナイトフジ』『東京ラブストーリー』(ともにフジテレビ系)や『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)など人気番組に多数出演していた千堂あきほ。CMにも引っ張りだこで派手なイメージだった彼女はいま、子育てをしながら畑仕事をし、そして地元の魅力を伝える漁協女性部応援大使になっていた。そこに至るドラマ、「THE CHANGE」とは――。
いまでも縄跳びの二重跳びができる
――美容や運動など昔から継続してることなどはあるのでしょうか?
「美容は何もしていませんね。シミやシワも愛しています(笑)。なるべく歩く生活はしています。ジムに行くとお金もかかりますから、車にも乗らず、駅2つぶんは歩いていきます。毎日家でスクワットもやっていますよ。この年で縄跳びの二重跳びができるのはちょっとした自慢です。実は東京に住んでた頃から歩くのが好きでした。車は仕事の送迎のときだけで、友達とのお出かけは電車を使うし、駅まで歩いたりしていました」
――驚きですね。
「芸能人は旬がある仕事なので、“何もなくなったときにふつうの生活もできるようにしておきなさい”と父から言われていたんです。ごくたまにあるオフの日は、友達とご飯に行く約束をして。携帯もなかった時代なので0時発の電車で一番後ろの車両に乗って待ち合わせ、なんてこともしてました」
――SNSなどのツールの誕生&普及でタレントさん同士のみならず、ファンの方たちともダイレクトにつながる機会が増えてきました。そういったご時世について思うことはありますか?
「こういったSNSの時代、ネットでつながれるのはいいなと思います。子どもたちにとってはふつうなんでしょうね。私は自分のホームページに情報をアップするのも担当の方にお願いしているレベルです。もっと入り込んだほうが覚えるのも早いんでしょうけど、まだできないんですよね」
――東京で芸能活動をされていた頃はどうだったんですか?
「連絡先をやり取りすることもなくて、ドラマで共演してもそこで終わってしまうんですよね。“気に入った人に連絡先の紙を渡す”みたいなことをテレビで言っている方もいますけど、そんなかっこいいこともできなかったですしね。大好きな人と共演しても連絡先を教えてほしいなんて言えなかったです。
もしあの時代にメールがあって、アドレスが作れていたらお世話になった諸先輩方、すでに他界してしまった先輩もおられますが、そういう方とつながっていられたかな、なんて思ったりしています。
“芸能界で誰と仲がいいですか?”と聞かれることもあるのですが、番組内で仲がいい人はたくさんいても、プライベートで連絡を取り合うくらい仲がいいという人はいなかったんです」