両親は宝塚の受験に大反対
「喫茶店で盛り上がった熱をそのままに、帰宅して親に“宝塚に入りたい”と言ったら、母も父も大反対。でも反対されたから、“絶対に入ってやる”と思ったんです。反対されていなかったら、もしかしたら熱が冷めてフェードアウトしていたかもしれませんね」
和央さんはもともと負けず嫌いな性格だったのかと思いきや、そうではないという。どちらかというと、流れに身を任せて何も気にしないタイプ。それなのに自身でも不思議なくらい、反対されたことで宝塚への熱がさらに高まった。
「当時は高校一年生だったのですが、家族の条件として“高校を卒業する、三年生のタイミングで一度だけなら受験を許す”ということになったんです。私は歌も苦手でしたし、“どうせ受からないだろうから記念受験くらいはいいよ”という思いだったのでしょうね」