スタートは『Seventeen』の専属モデル

――芸能界で仕事をしていったことで、中条さん自身が変化していった。

「14歳からいますからね。この世界で自分の人格が作り上げられた面もあると思います。引っ込み思案というか、仲の良い人とだけいた場所から、学生時代に外に出て行って、いろいろな人に出会っていったのはかなり大きかったと思います。この世界に入っていなかったら、引っ込み思案のまま生きていたかもしれません」

――芸能界に入ってすぐ、『Seventeen』の専属モデルとしてスタートしました。刺激を受けた先輩はいますか?

「私が『Seventeen』に入ったのが、何度も表紙を飾っていた桐谷美玲さんの卒業するタイミングだったんです。少しお話させていただいたのですが、そのあと、編集部の方から、桐谷さんが私宛にお手紙を書いてくれたと渡してもらったんです。“ボーちゃん(中条さんの愛称)、かわいいね。応援してるよ”といったことが書かれていて、“あの美玲ちゃんが、私にお手紙を書いてくれた!”と衝撃でした。いまでも実家の宝箱に大切にしまっています」

――手紙というのが、またいいですね。

「『君と世界が終わる日に』で出会ってから仲良くさせていただいている玄理さんからも、お手紙をいただいたことがあります。かわいがっていただいていて、一緒にご飯に行ったり、相談を聞いてもらったりしているんです。家族みたいな、お姉ちゃんみたいな感じ。物事をストレートに言ってくれるので、すごく分かりやすいし、私もストレートに言うタイプなので、すごく楽で。その玄理さんが“いつも頑張っている姿を見ているよ”といったことを書いてくださって、“見てくれている人はちゃんと見てくれてるんだな”と感じて嬉しかったですね」