「僕が作るラーメンがいちばんおいしいって、妻が言っていたんです」

ーーじゃあアルバイトをしていたんですね。

小野島「アルバイトも当時は辞めていたから、家でずっとマンガを読んでいたりしていました」

餅田「ヒモをしていたんですよね」

小野島「骨を砕いてラーメンを作ったりとかしていたんです。ラーメンを作りながら妻の帰りを待つ、みたいな」

ーー本格的なラーメンを作っていたんですね。

小野島「白湯スープを作っていたんです」

ーーそれはガス代がかかりますね。

小野島「僕が作るラーメンがいちばんおいしいって、妻が言っていたんです。ほんとうに美味いのを作ってたので」

 年収5万円で、じっくりと煮込んだラーメンスープを作っていた小野島さんが結婚したのは、10年前のこと。結婚5年目の12月のことは、いまでも忘れられないという。

駆け抜けて軽トラ・餅田コシヒカリ 撮影/三浦龍司

餅田「2019年の『細かすぎて~』優勝の日ですよね、奥さん、すごい泣いていたんですよね」

小野島「ものすごく喜んでくれました。そのあとも『ぐるぐるナインティナイン~おもしろ荘 お笑い第七世代ネクストスター発掘SP~』(日本テレビ系)に出たりで、すっごく喜んでくれましたね。妻の両親もすごく喜んでくれたんですよ。ちょうど『細かすぎて~』で優勝した翌日が法事で集まりがあったので、親戚の前で立たされて、お義父さんから“昨日優勝したんでね、応援してやってください”と言われました」

 昨年12月放送の『細かすぎて~』では、新たなネタである「女子であることを隠しながら甲子園優勝を目指すキャッチャーが主人公の漫画」シリーズでトップ5に入った。着実に、コンビ間の知名度格差は縮まっているはずだ。

駆け抜けて軽トラ(かけぬけてけいとら)
小野島徹(おのじま・とおる)。1987年9月16日生まれ、埼玉県出身。
餅田コシヒカリ(もちだ・こしひかり)。1994年4月18日、宮城県出身。
2017年にコンビを結成。餅田さんによる、フリーアナウンサー加藤綾子さんにそっくりな顔と、似ても似つかないボディのギャップで一躍人気に。2019年12月14日放送『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の『博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~』で優勝。以降、同番組の常連。