こんな仲間がいたことが本当に誇らしくなった

『もう明日~』の中に、黒林さんという人が出てくるんですけど、ご病気で2月に亡くなった黒木彰一さんというフジテレビのプロデューサーさんのことなんです。
 書いているときからスタッフ、仲間たちの物語を書こうと思って書いていたんですが、書き終えたときに、より感じたのは、これは彼らSMAP5人の物語でもあるし、SMAPマネージャーの飯島三智さんの物語でもあるけど、僕と仲間たちの物語だなって思ったんです。そのときに、僕にこんな仲間がいたことが本当に誇らしくなったんです。
 だから、息子の笑福に、今まで作ったものを見てほしいと思ったこともなかったですけど、将来ふとしたときに、彼がこの本を読んで「お父さんには、すごいかっこいい仲間がいたんだな」みたいなことが伝わればいいなと思いました。
 たとえるなら、ブルース・ウィリスの映画『アルマゲドン』みたいな感じ。地球を救うために、死ぬことを恐れずに宇宙船に乗り込む。結局、最後は死んじゃうけど、あれって、僕の中で理想の父親像でもあったりするんですよね。

すずき・おさむプロフィール
1972年4月25日、千葉県生まれ。19歳のときに放送作家になり、それから32年間、さまざまなコンテンツを生み出す。2024年3月31日に、放送作家を引退。著書に『仕事の辞め方』(幻冬舎)、そして大ヒット中の『もう明日が待っている』『最後のテレビ論』(共に文藝春秋)などがある。現在は、「スタートアップファクトリー」を立ち上げ、スタートアップ企業(急成長をする組織、会社)の若者たちの応援を始めており、コンサル、講演なども行う。