宝塚の共演者とともにパワーアップした『REON JACK5』を届ける
自身の名前のついた『REON JACK』。柚希さんが表現したいと思っている、すべてを詰め込んでいる。今回の『REON JACK5』では、加藤和樹さん、黒羽麻璃央さん、西川貴教さん、夢咲ねねさん、井上芳雄さん、大貫勇輔さんという多彩なゲストが華を添える。
「打ち合わせも全部参加し、セットリストはもちろん、衣装やセットも自分の意見を伝えています。これまでの芸歴25周年という歩んできた道のりを見せながらも、これからも続いていく姿も表現できればと思っています」
印象的なタイトルの『REON JACK』だが、どのような意味が込められているのだろうか。
「『REON JACK』はお客さまの心をジャックする(=乗っ取る)という意味で『1』の演出の稲葉先生がつけてくださいました。だからこそ、いろいろな面を見せていきたいですね。日ごろの感謝の気持ちを、パフォーマンスを通じて愛としてお届けしたいです。
これまでの『2』『3』『4』では、モンスター級のダンサーの方々に出てもらってきましたが、今回は芸歴25周年ということで、『1』の雰囲気も含ませようと思い、宝塚で共演してきた星組のメンバー4人(汐月しゅう、天寿光希、麻央侑希、綾凰華)とともにパフォーマンスをお見せします。もちろんバリバリに踊って歌ってもらいたいと思います!」
これまでのコロナ禍において、コンサートが思うようにできずに歯がゆい思いを抱えていた。それだけに、今回の『REON JACK5』にかける思いは強い。
「『REON JACK4』の開催は、コロナ禍だった。お客さまは声が出せない状況だったので、声援の代わりに音の鳴るグッズなどで応援してくれていました。コロナ禍前は、MCのときもいつもみなさんが助け舟を出してくれていたのですが、それがなかったことで“あぁ、MCでこれまでずっとファンのみなさまに頼っていたのだな”って痛感しました。
でもいま思えば、コロナ禍でもあれだけファンの方と愛のキャッチボールができたことって、すごいことだった。あの形は、コロナ禍でしかできないコンサートだったって思います。それを経て、ファンの方も声出しOKになったので、『REON JACK5』はすごいお祭りになるんじゃないかな(笑)って期待しています」
『REON JACK』に対して、嬉しそうに語り始めた柚希さん。その姿には舞台への意気込みを感じた。
柚希礼音(ゆずき・れおん)
大阪府出身。俳優。1999年85期生として宝塚に入団。初舞台後、星組に配属。新人公演や主演を重ね、‘09年に星組トップスターに就任。6年に渡りトップスターを務めた。’15年5月に退団後も、ミュージカルやコンサートなど精力的に活動。第30回松尾芸能新人賞、第65回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第37回菊田一夫演劇賞を受賞。退団後の主な出演舞台に『COME FROM AWAY』、『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』『マタ・ハリ』など。‘24年8月には、今年で開催5回目を迎える『REON JACK5』の公演を控えている。
『REON JACK5』
出演:柚希礼音
汐月しゅう、天寿光希、麻央侑希、綾凰華、川本アレクサンダー、東島京
<日替わりゲスト>※出演順
東京公演:加藤和樹、黒羽麻璃央、西川貴教
大阪公演:夢咲ねね、井上芳雄、大貫勇輔
東京公演:ヒューリックホール東京 2024年8月9日(金)~8月11日(日)
※一般発売日2024年7月6日(土)10時~
大阪公演:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2024年8月29日(木)~8月31日(土)※2024年7月20日(土) 10時~
チケット料金:12500円(全席指定・税込)
チケット情報:https://reonjack.com/