「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリ受賞。その後は俳優、モデル、バラエティと様々なジャンルで、マルチに活動を続ける高橋ひかる(高ははしご高)。今年でデビュー10年目という節目の年を迎えた。この10年という時間の中で、どう変わったのか。そして、これからは──。高橋ひかるの“THE CHANGE”に迫る。【第1回/全3回】

髙橋ひかる 撮影/冨田望

 7月某日。取材は連日、猛暑の日々が続いていた都内某所で行われた。そんな中で高橋さんは花柄のノースリーブのワンピースで、涼の空気を纏い現れた。

 2014年8月に行われた「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で応募総数8万1031名の中からグランプリに輝いた高橋さんは当時中学一年生。12歳10か月でのグランプリ受賞ということでも注目を集めた。

「私から進んで“これをやりたい”と言ってやったことが、当時はあまりありませんでした。というのも、私には姉がいて、姉がやっていた習い事などを真似して習うことが多かったんですよ。そんな中で、初めて自分の意志で決断して、それを家族に伝えて受けたのが『国民的美少女コンテスト』だったんです」